国際ニュース 更新日時 : 2005年05月10日(火)14:21 2005年05月10日(火) バチカン放送電磁波紛争、枢機卿に有罪判決 (ロイター) [
ローマ 9日 ロイター] イタリアの裁判所は9日、バチカン放送のラジオ送信機から強力な電磁波を
放出したとして、カトリックの枢機卿など2人に有罪判決を下した。 裁判所は2人に、10日間の 停職処分と損害賠償の支払いを命じた。2人は罪状を否定。弁護団は上訴を表明している。 この問題は、2001年に公衆保健機関が発行した医療報告で表面化したもの。 報告は、ローマ北部にあるバチカン放送のアンテナ群に近い地域の住民が、異常に高い確率で白血病を 発症したり、白血病により死亡していると指摘。高機能のアンテナがガンの発症率を高めている可能性が あるとしている。 こうした報告が出されるのは今回で2度目となるが、バチカン放送は、国際的な送信制限は守っている として報告の内容を一蹴した。バチカン放送は、40カ国語で番組を送信している。 ![]() |