電子レンジからは生体に悪影響を及ぼす強力なマイクロ波と磁気エネルギーを放射しています。
電子レンジの原理はマグネトロンと呼ばれる高周波発振器から数百ワットのマイクロ波(周波数2450MHz)を
取り出し、このエネルギーによって加熱しようとする食品内の水分子を強制的に振動させ、この分子運動から
熱エネルギーを発生させて食品を加熱するものです。
マイクロ波被曝は、異常出産・白内障・中枢神経系障害・頭痛・ガン・心臓ペースメーカーの誤作動等を
引き起こす危険性があると言われています。
かって電子レンジが登場したときには、漏洩する電磁波で、主婦に白内障が多発して問題になりました。
[ 安全基準 ] 電子レンジの測定単位は、一般的にはmW/u(ミリワット/平米)の電力密度で表します。
<日本>
電気用品取締法(電子レンジ)やJIS(C 9250 電子レンジ)による規定。
「容量500mlの円筒状のビ−カに 275±15mlの水を入れて、加熱室のほぼ中央に置いてマイクロ波を
発振させて、機体の表面から5cm離れたあらゆる箇所で1mW/cm2以下」とされています。
<米国>
* ANSI(米国規格協会、IEEE(電気電子学会) :電力密度は1.6mW/cm2以下
* FDA(米国食品医薬品局): 電力密度は扉から約5cmの距離で5mW/cm2以下、機体の外部表面の任意の
ポイントから5cm以上の距離で1mW/cm2以下。
* IEPA(国際放射線防護学会):作業者は5mW/cm2以下、一般人は6分以上の平均曝露強度が1mW/cm2以下
<カナダ>
* C.R.C.(マイクロ波発生装置の規制)
機体の表面から5cmの距離で、試験負荷がある場合は1.0 mW/cm2、試験負荷がない場合は5.0
mW/cm2。
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