被曝量と発病率
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送電線の電磁波被害

  高圧送電線鉄塔付近の住民に「ガン、白血病」が多いことは世界の調査研究で明らかです。
  科学技術庁も99年より3ヶ年計画で「送電線と小児白血病の因果関係」を調査する
  国内初の疫学調査を開始しました。

  国内での「高圧送電線とガン・白血病」の関連記事は こちら

  • WHO (世界保健機関)の下部機関であるIARC (国際がん研究機関)は2001年
    6月27日にフランスのリオンで、50〜60ヘルツの極低周波磁場は発がんランク [2B ]の
    「人体への発がん可能性有り」を全会一致で正式にランク付けをする画期的な発表を
    行った。この発表を受けて、WHOは各国政府や電力業界に「予防的な対策」として、
    (1) 住民に十分な情報を提供する (2) 被曝を減らす安全で低コストの対策
    (3) 健康リスクの研究の推進などを講じるよう伝えた。
    IARCの見解は、送電線、家庭内配線や電気器具から照射されるELF(極低周波)は
    0.4μT(マイクロテスラ= 4ミリガウス)以上の磁場で小児白血病がおよそ2倍との
    一定した統計上の関係がみられるというものです。
    IARCは「発がん性の有無を認定する機関」で有り、がん以外の疾病との因果関係を
    決定する機関ではありませんが、IARCの決定は今後の「電磁波の人体への影響」に
    関する論議に、一石を投じる事になるのは間違いありません。
    更に、極低周波磁場の有害性は、今後 高周波やマイクロ波の有害性認定に
    大きな影響力を及ぼすものと考えられます。
    .
    IARCが規定した発がんランク表
    ランク
    分 類
    対 象 物 質
    1 発がん性有り ダイオキシン、アスベスト、ベンゼン、C型肝炎ウイルス、
    塩化ビニール、ラドンなど87種類
    2A 発がん可能性が高い 紫外線、PCB、ホルムアルデヒド、ベンゾピレンなど63種類
    2B 発がんの可能性有り DDT、クロロフォルム、極低周波電磁波、PBB、鉛、4塩化炭素など
    236種類
    3 発がん性有りと分類できない 炭塵、水銀、キシレン、フエノール、蛍光、サッカリンなど483種類
    4 非発がんの可能性有り カプロラクタム(ナイロンの原料)のみ
    .
    このワーキングメンバーは、下記10カ国、21名の専門家によって構成されています。
    .
    ラリー・アンダーソン 米国 バッテル太平洋北西
    国立研究所
    ウイリアム・ベイリー 米国 ニューヨーク市
    代表
    カール・ブラックマン 米国 EPA (環境保護庁) ニック・デイ 英国 ケンブリッジ大学
    ヴィンセント・
    デルピッツォ
    米国 カリフォルニアEPA計画 パスカル・ゲネル フランス 国立病院
    エリザベス・ハッチ 米国 ボストン大学 ユッカ・ユーテライネン フインランド クオピオ大学
    リーカ・カイフェッツ 米国 EPRI (電力研究所) アブラハム・リボフ 米国 オークランド大学
    ディビッド・マコーミック 米国 IIT調査研究所 マイケ・メヴィッセン スイス ベルリン大学
    クジュエル・ハンソン・
    ミルド
    スウェーデン ウメオ大学 宮腰順二 日本 京都大学
    ヨルゲン・オルセン デンマーク デンマークがん学会 クリストフアー・ポーティエ 米国 EHIES(国立環境
    健康科学研究所)
    リチャード・ソーンダーズ 英国 国立放射線防御局
    (NRPB)
    ジョアシム・シューツ ドイツ マインツ大学
    ヤン・ストールイック 米国 エール大学 マリア・スタッチリー カナダ ヴィクトリア大学
    ベルナルド・ヴェイレ フランス ボルドー大学
  • イタリア環境相「バチカン放送出力下げよ!」最後通告を法王庁拒否
    近隣で白血病6倍!
    イタリアのボルドン環境相は、バチカン放送局が電磁波公害規制法を侵しているので
    送電を停止すると警告した。 「2001年3月16日,17日」
    .
  • スペインのマルシア地方裁判所は 「電磁場は健康被害あり」との判決。
    「2001年3月5日」
    .
  • 英国 のNRPB(国立放射線防御委員会)は高圧線の発ガン性を認める!
    英の公的機関として放射線や電磁波の問題を取り扱っているNRPB(国立放射線防御
    委員会)は高圧線の発ガン性を認める報告を行い、2001年3月4日の英国
    「ザ・サンデー・タイムズ」でこのことを取上げている。科学者らのトップが公式に
    高圧線の危険性を認め、高圧線とガンとの関連を認めたのは英政府機関として
    初めてのこと。
    .
  • ドイツ 「夜の電磁場被曝で小児白血病3.21倍」
    ドイツでも電磁場と小児白血病に関する疫学調査の報告があり、それによると夜の
    より強い磁場の被曝は白血病の危険性を増加させると報告しており、2001年1月発行の
    「国際がんジャーナルーナル」に掲載されている。
   <注意> 近くに鉄塔が無くても、窓を開けると目の前に送電線が通っている場合や地下
   1〜2mに埋設された地下送電線近くに居住している場合には、鉄塔付近に居住する
   以上の電磁波被曝を受ける場合が有ります。

携帯電話.家電製品.OA機器から放出される電磁波


  電磁波は前面だけでなく四方八方から50mG(ミリガウス)前後〜200mG以上
 放射されています。
 特に携帯電話、ドライヤー、電気カミソリ、電気毛布、電気カーペット等直接
 体に触れる器具は極めて危険です。
また電子レンジ、電磁調理器、掃除機、
 ミシン、洗濯機、乾燥機、テレビ、パソコンのデイスプレイ、各種アダプター類、
 シュレッダー、電気目覚まし時計、ACアダプターの差込口等からも大量の
 電磁波が放射されています。家電製品の中で最も強力な磁場を放射している
 のはIHヒーター(電磁調理器)で中心部では2000mG以上の磁場が放射されています。


配電線・送電線・変電所等とガンとの疫学調査
1996.6 京都大学 荻野博士 作成資料 (電磁波問題市民研究会会報より転載)
<白血病の平均罹患率 3倍強>
報告者
調査国
報告年
種類
増加率
報告者
調査国
報告年 種類 増加率
マイヤー 英国 1990 白血病 1.14 米国立ガン研究所 米国 1997 白血病 6.41
リン 台湾 1991 白血病 6.0 ミカリエス ドイツ 1997 白血病
白血病
3.2
11.1
ロンドン 米国 1991 全ガン 1.7 アールボム 再評価研究 1998 白血病 1.6
ローウェンタル オーストラリア 1991 白血病 2.0 そうけ島 日本 1998 白血病 3.91
フェイチング スウェーデン
(カロリンスカ報告)
1992 全ガン
白血病

1.3
3.8

リー 台湾 1998 白血病
全ガン
2.7
2.4
英国放射線
防御委員会
再評価研究 1992 白血病
脳腫瘍
1.82
1.85
ワーテンベルグ 再評価研究 1998 白血病 1.5
ホルセン デンマーク 1993 全ガン
白血病
脳腫瘍
5.6
6.0
6.0
米・環境健康科学研究 再評価研究 1998 白血病 1.6
ヴェルカサロ フインランド 1993 全ガン
白血病
脳腫瘍
1.5
1.6
2.3
グリーン カナダ 1999 白血病 4.5
ペトリドウ ギリシャ 1993 白血病 1.19 マクブライド カナダ 1999 白血病 0.93
ファジャルド メキシコ 1993 白血病 2.63 グリーン カナダ 1999 白血病 4.5
アールボム
(ノルディック報告)
北欧三ヶ国 1993 全ガン
白血病
脳腫量
1.3
2.1
1.5
アンジェリロ 再評価研究 1999 白血病 1.59
ワシュバーン 再評価論文 1994 白血病
リンパ
脳腫瘍
1.49
1.58

1.89
ルーミス 再評価研究 1999 白血病 1.63
松井 日本 1994 白血病 1.12 英小児ガン研究G 英国 1999 白血病 0.90
1.69
ボウマン 米国 1995 白血病 9.2 ドッケルティ ニュージーランド 1999 白血病 3.3
ワルトハイマー 米国 1995 白血病 4.0 クライナーマン 米国 2000 白血病 0.79
フェイチング 北欧二ヶ国 1995 白血病
白血病
2.0
5.1
オービネン 米国 2000 白血病 1.02〜
1.69
全米研究評議会 再評価研究 1996 白血病 1.5 ビアンチ イタリア 2000 白血病 4.5
マーチン 米国 1996 脳腫瘍 4.3 アールボム 再評価研究 2000 白血病 2.0
ガーネイ カナダ 1996 脳腫瘍 1.3 グリーンランド 再評価研究 2000 白血病 2.0
コギ-ル 英国 1996 白血病 4.69 ドール 再評価研究 2001 白血病 2.0
コッコ イタリア 1996 白血病 1.9 マクブライド カナダ(再検討) 2001 白血病 3.0
マイネルト 再評価研究 1996 白血病 1.89 シューズ ドイツ
(夜の被曝)
2001 白血病 4.48
14.9
アールボム 再評価研究 1997 白血病 1.8 国際ガン研究機関 再評価研究 2001 白血病 2.0
ティネス ノルウェイ 1997 全ガン 2.0
リネット 米国 1997 白血病 1.72


職場・住居での被曝量と発病率職種.研究者.年度.国名.病名.発病増加率)
住居.職場 (2mG〜) フエイチング97.
スウエーデン
急性白血病 6.3倍
一般職 (2mG〜) フエイチング96.
スウエーデン
痴呆症
アルツハイマー
8倍
169 職種 (3mG〜) フレデリュース.
スウエーデン
白血病 3倍
事務職(地下変電所より
被曝)
ミルハム96. 米国 ガン 15.1倍
電気技師の子供 スピッツ 85. 米国 神経腫瘍 11.75倍
電気商など.
テレビ、ラジオ関係
デマー91. 米国 乳ガン
"
6倍
2.9倍
電力会社 94. カナダ 脳腫瘍
急性白血病(退職者を含む)
12倍
38倍
電力会社(パルス電磁場) 94. カナダ 肺ガン 16.6倍
電力会社 パリス 96. 米国 自殺 2.76倍
ミシン作業 (女性) 94. 米国 アルツハイマー 7.3倍
ミシンの内職(生まれた子供を調査) リバード95. カナダ
白血病
5.78倍
レーダー操作の軍人 94. ポーランド 白血病
リンパ腫瘍
8.8倍
8.8倍
軍人(マイクロ波被曝) ジバギルスキー 88. ポーランド 悪性腫瘍
リンバ腫瘍
3倍
7倍
送電線の磁場強度と小児がんの増加率 北欧三ヶ国合同の「ノルデック報告」
デンマーク癌協会の報告 (93年 オルセン博士ら)
病名 被曝量 発病増加率
小児白血病 1.0mG以上
2.5mG以上
4mG 以上
1.0倍
1.5
6.0
中枢神経腫瘍 1.0mG以上
2.5mG以上

4.0mG以上
1.0
1.0
6.0
悪性リンパ腫 1.0mG以上
2.5mG以上
4.0mG以上
5.0
5.0

5.0
 
 
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