アルミ レジャーシートやアルミ フィルムの問題点
ポリエチレン発泡シートやフイルムにアルミを蒸着したシートを窓などに貼り付けて、
電波を防御している方々からの体調不良の相談が増えています。
その原因を特定することは難しいけれど、下記の原因が考えられます。
(1) 電磁波のエネルギーは、微弱な熱エネルギーに変換することで減衰しますが、
金属の場合は電磁波エネルギーを吸収できません。外からの電波を反射、屈折、
回折などの作用で他の部屋へ回り込んで来たり、室内の電化製品から発生する
電磁波が金属に反射して強くなったり帯電する可能性が有ります。
(2) 生物の生存にとって空気と光りの透過は重要です。
特に光りは脳内の神経伝達物質であるセロトニンとメラトニンの生成に不可欠
です。セロトニンはノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、精神や肉体を
コントロールする物質でセロトニンが不足するとうつ病や暴力的になるようです。
またメラトニンは睡眠や免疫力に関係する物質でメラトニンの減少は不眠、
中途覚醒、免疫力の低下を伴なうようです。またセロトニンもメラトニンも共に
電磁波によって減少することが知られています。
空気の透過は室内の換気をし、新鮮な空気を体内に取り入れ汚れた空気を
入れ替えるために必要です。窓を金属シートなどでシールドすると光りと空気の
透過を遮断することになり、体調不良の原因となります。
(3) 金属シートを貼り付けると、特に梅雨時や湿気の多い台所などには裏面にカビ
や結露が発生し不衛生になります。
(4) アルミやニッケルなどの発がん性
IARC(WHOの下部機構である国際がん研究機関)は2012年3にアルミニウム
生産(物)の発ガンランクを最高レベルの[1]に引き上げました。レベル[1]は人への
発ガンに対して十分な証拠が有るという分類です。アルミの発がん部位は肺と膀胱
となっています。
またニッケル及びニッケル混合物も発がん部位は肺で、同様に発ガンランク[1]と
なっています。これらから推測すると発ガンの原因はアスベスト同様に金属の
粉塵を吸収することによるものではないかと思います。加工方法は金属を真空蒸着
(真空中で物質を高温にして蒸発させ、この蒸気を当てて物質をプラスチック
フイルムなどに薄膜状につける方法)でコーティングするので、摩擦や老化で
金属の微粒子が飛散する危険性が有ります。要注意です!
IARCの分類表は関連項目のみ抜粋しています。iarc.pdf へのリンク
IARCの分類表[人への発ガン性の証拠が有る]と[人への発がん性の証拠は
限定的]の全文は http://monographs.iarc.fr/ENG/Classification/index.php
から末尾のList of classifications by cancer siteをクリックして下さい。
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